CD
「山村暮鳥のうた」
↓↓↓CD「山村暮鳥のうた」への感想をいただきました↓↓↓
「山村暮鳥のうた」は、新しき開拓である。
美しさとはなんだろうか。美しさに誠実であることとは、どういうことだろうか。
このうたは日々の中でいつも見失ってしまう生活の美しさを、開拓するための鍬である。
このうたを流行歌のあいだに置いてみるがいい。その異質さこそがこのうたの魅力なのだ。
山村暮鳥という100年前の詩人の言葉は重い。忘れ去った始まりを思い出せと迫ってくる。
このうたはその詩との幸運な出会いだ。100年をまたいだ純粋な恋愛だと言ってもいい。
首藤 幹夫 / 写真家
大野慎矢さんへ
歌声がとても好きです。
素朴で、不器用で、優しく、芯のある歌。
もっと、どんどん歌ってほしいです。
山村暮鳥さんへ
とても辛い事があり、都会の雑踏で途方にくれていた日や、
よく知らない田舎町で、ぼんやり空を見上げていた時のこと。
思い出させてくれて、ありがとうございます。
松井 文 / 歌手
僕はフォークは良くしりませんが、大野君の歌は山村暮鳥が其処に居る様な感じで、詩の情景がそのまま浮かんでくる、見事な作品になってると思いました。
ホコリが被ってる記憶の引き出しの隅に、寂しさにその針を呑み、という言葉があった様な気がします。リリースおめでとう㊗️
金井 太郎 / 作曲家、ギタリスト from Pascals
大野くんと暮鳥。
その縁はどこへ向かって何をつかむのかなぁと思う。
到達点はわからないが、心のまま感じるままに作品を仕上げる事が一番だろう。
そして完成した「山村暮鳥のうた」のアルバム。
丁寧に作られた音と歌は「詩」と向き合っている。しかし堅くはない。
それは暮鳥の詩の持つ童話チックなフレーズが柔らかく時間を紡いでいるからだと思う。そこがいい。
聴き終わった後に残る雲雀のさえずり。
青木 タカオ / フォークシンガー、地下生活者の夜・主宰
物心ついた時から土の中にいて、孤独であることだけを救いに、身体の節々まで寂しさでいっぱいになった男が、ようやく土まみれの顔を出して微笑みかけてくるような。その微笑みのぎこちなさ。そのぎこちないやさしさ。
素晴らしい演者たちに囲まれ、唯一無二の“音楽”となったこのアルバムは、恐らく誰しもが呼応出来るものではないと思う。それと同時にその尊さを理解できる人にとっては、生涯聞き続ける1枚となるだろう。
「どこか深いところで啼いてゐるこほろぎ じぶんを遠いとほいむかしの方へひつぱつてゆくその聲」
渡邉 知樹 / 絵本作家
初めて大野慎矢くんの歌を聞いたのが2005年。思えばその時も山村暮鳥を歌っていた。
だからあれからずーっと「山村暮鳥のうた」を歌っているのだ。
14年間の重さをずっしりを感じながら聞かせてもらいました。
「山村暮鳥のうた」は、土を耕すかのごとく丁寧に丁寧に歌い、僕の畑に雨を降らせ潤してくれている。
土にしみ込んだ雨粒たちは、やがて溢れ出し涙の川となり流れ出す。
草木国土悉皆成仏。庭では鳥がさえずり、空は透明、山はどこまでも美しい。
活動14年、CD発売おめでとうございます。
五十嵐 えいしょう / 僧侶
生まれてくること、死んでゆくこと。
いつわたしは知ったのだろう。
そのまんまの生命(いのち)の美しさが、ここにあります。
小暮はな / 歌手
CD発売おめでとう。
太陽はいま〜
あの曲は彼のオリジナルと勘違いしてしまいました。
凄いアルバム 彼が何年も歌い続けて来た 生活やいろんな季節 感情が詰まってる。
ありがとう。
本田未明 / 音楽家(SUZMENBA)
イラスト:植村昌之
ライブ映像に詩のキャプションを交えたDVD。
ジャケット画・挿絵/植村昌之。
撮影・編集/和久井幸一
2015年発売
定価 2000円+税
<参加> 菅原雄大:チェロ 田原啓介:ドラム <意匠>
今泉幸子